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【在宅のススメ】アラサー母が在宅ワーカーになるまで

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7月に入り、夏休み目前。

 

お子さんの長期連休に向けて、頭を抱えているお母様方も多いのではないでしょうか?

 

どうも、

今日から在宅ワーカーの まつこ です…!(歓喜

 

いやはや、前回の更新からすっかり日が経ってしまいました。

 

子供を産んで、育児して、また働き始めてからというもの、本当に毎日があっという間に過ぎていきますが、もう今年も半分過ぎたんですね。(オーコワ)

 

ワタクシ、今年前厄なんですが、

厄年が厄年たる理由をなかなかに体感しておりまして、不運続きの3年が始まると思いきや、まさかまさか自分が在宅勤務できるようになるなんて…!

 

苦労もするもんだなと晴れやかな気分で2019年下半期初日を迎えてます。

 

前置きが長くなってしまいましたが、私が何故「在宅」という働き方を選んだのかをお話しようと思います。

 

 

まつこ、妊娠したってよ。

まず、

私は元々、接客業をやっていたので

産後、パートとして勤め始めるまで

事務仕事は未経験でした。

 

接客業というのは、

アパレル販売員だったんですが、

産後また同じ仕事をしたいと思っても

様々な理由から無理でした

 

その様々な理由というのが、

  1. 就業時間的に無理
  2. そもそも退職したので復帰なんて無理
  3. 親がいないので無理

 

詳しく説明すると、

1:『就業時間的に無理』

そもそもアパレル店員って、

会社によって多少の差はあるものの

本当に休みがありません。

 

土日祝日だけじゃなく、

年末年始、GW、お盆等、

長期連休=稼ぎ時なので、

そこで休む人は必要とされません。

 

しかし、母になって初めて知りましたが、

この稼ぎ時の「休日」こそ

子供の預け先ってありません。

 

店員仲間に「預け先あるよ」と言われて知った

商業施設内の従業員用託児施設は

月10万円の保育料がかかると言われました。

 

私は一体何のために働くのか…。

 

今までの経験ややりがいを思うと

またやりたい仕事ではありますが、

今の私にはできない仕事だと割り切って

元の職種に戻ることは諦めました。

 

 

2:『そもそも退職したので復帰なんて無理』

じゃあ、妊婦の販売員さんは

どうして存在するのか。

 

それは、その方が

いろんな徳を積み、恵まれた環境にいるからです。

 

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、

妊婦や、ママでも正社員で販売員ができているアパレル企業なんて、超・超レアです。

ピュアホワイト企業だと思っていいと思います。(そんな会社を辞めようと思ってる人がいるなら、考え直して!)

 

そんな中、私が辞めた理由は、

「辞めさせられた」からです。

 

女社会は、怖いです。

 

私が勤めていた会社は、ピュアホワイト企業ではなかったので、

キャリアのある女性は大体独身女性でした。

 

本社勤務なら話は別ですが、

店舗勤務の現場の人間で結婚や出産を望む人は、どれだけ優れた人でも会社に残っていませんでした。

 

私の場合は、

妊娠発覚時の店長が既婚女性だったのですが、

私が妊娠を報告すると、

その場で自己退職を迫られました。

 

実はその時、

「切迫流産の恐れがある」として、

ドクターストップがかかり

早めに店長に報告することとなったのですが、

今までの態度が嘘のように

切り捨てられてしまいました。

 

そりゃそうです。

販売員はいつでも人手が足りません。

売上を作ることができない

無駄な経費は切り捨てられるのが常です。

 

私は必要な徳を積まなかったのだ、と

やはり元の職種は諦めました。

 

 

3:『親がいないので無理』

1、2とは毛色の違う話になってしまいますが、

そもそも私には頼れる親がいません。

 

母は私が生まれて

半年もしないうちに出て行ったらしく、

私は顔も知りません。

 

唯一頼らせてもらっていた祖母は、

妊娠がわかる約一年前に他界。

 

残ったのは、

ボロ雑巾のような祖父と

絞りカスのような父だけなので、

頼る選択肢がありません。

 

旦那も父子家庭ですが、

旦那とはいえやはり他人の親ですし、

良い家庭事情とは言えなかったため

頼るのは最低限にしています。

 

こうなってくると、

有料の保育施設に頼むしかないわけですが、

生まれて間もない赤子ほど

預けるのにはお金がかかります。

 

育児を始めてようやく気付いたのは、

保育士という仕事が

どれだけ大変かということです。

 

それを知って尚、

「もっと安く預けさせてよね」と思うに思えず、

我が子だし!と当然のことですが

私が育児に専念する、という選択に至りました。

 

 

まつこ、社会復帰したってよ。

そうして二年、

育児に没頭してたわけですが。

 

暗黒のイヤイヤ期到来。

 

毎日イライラガミガミしてたら、

「これ、母子共に損してね?」という

新たな考えが浮かんできました。

 

チラッと触れましたが、

私は自分に流れる血が恐ろしくなり、

仕事を探すことさえ育児放棄なのでは…と

この時期はかなり悩みました。

 

が、結局は

仕事も保育園(認可外だけどとっても素敵な所でした)も見つかり、

社会復帰することに。

 

職種は、就業時間を最優先して

前述の通り

全くの未経験だった事務にしました。

 

最初は、

子供に罪悪感を感じながら

保育園に逃げるように預け(謎)

逃げるように迎えに行っていましたが(謎)

次第に保育園の先生方に

育児相談ができるようになり、

だんだんと気持ちが楽になっていきました。

 

子供が生まれてからずっと

「立派な人間に育てなくては!」と

謎の責任感で自分を奮い立たせてきたいましたが、

「随分無理していたんだな…」と

そこでようやく本来の自分のペースを取り戻すことができて、

保育園の先生方には本当に感謝しています。

 

 

まつこ、事務始めたってよ。

が、

初めての事務仕事。

二年のブランク。

 

並大抵じゃありませんでした。

 

これは絶対会社によりますが、

私の勤め始めた会社は、

年下だらけのゆとりパラダイス。

 

自己肯定感の高過ぎる新入社員、「血を吐いた」と言って突然辞めた正社員、日によって気分の上がり下がりが激し過ぎるアルバイトリーダーなどなど、様々な年下の皆さんと働くこととなりました。

 

こればっかりは、

「私たぶん前世で魔女狩りでもしたんだわ…」と

自分の人徳の無さを笑うしかありませんでした。

 

この気分屋のアルバイトリーダーの下で働くことになるのですが、

「元々志していた職種と違うんだから、気が合わなくても仕方ない」

と何度割り切ろうとしても全然割り切れない程

気力と体力を蝕みました。

 

遂には、

「なんで私販売なんて価値のない仕事やってたんだろう…」と

今までの自分も全否定し始めた頃、

ようやく「あ、辞めよう…」と思いました。

 

 

まつこ、会社辞めるってよ。

そして、遂に社長に退職の辞意を伝えました。

 

そうすると、

「在宅で続けてみない?」とまさかの提案。

 

そんな善意をもらえると思っておらず、

フリーズした後、「是非お願いします」と

こちらからもお願いさせてもらいました。

 

自分では、

こんないい様に扱われてどんなに情けないだろうと

思っていた姿も、

端から見ると全くノーダメージに見えたそうで、

「誰とでもうまくやれる」と

評価していただいたそうです。

 

初めて自分の外面の厚さを

褒めてあげたいと思いました(笑)

 

ありがとう、

過去のモンスタークレーマー達よ…!

 

 

まつこ、在宅になるってよ。

そうして社長のご厚意があり、

在宅スタッフとして

勤務させていただけることになり、

とんだクソ野郎しかいないと思っていた今の会社ですが、

今では本当に感謝しています。(ご都合主義万歳)

 

真面目にやってれば、

いいことあるって本当だったんですね。

いや、本当に有り難い。

 

兼業母にとって、

在宅勤務って本当に助かる働き方だと思います。

 

今色々な企業でテレワークを導入していると聞きますが、

どんどん推し進めて、もっとお母さんが働きやすい環境になってほしいものです。

 

こうして、

在宅として働き出したわけですが、

育児しながら在宅勤務することになり

感じたメリットはまた別の機会に

書きたいと思います。

 

 

まつこ